書籍出版
「自分の体にもっとやさしく
 なんだか疲れて、悲しく、虚しい女性たちへ」

自分の体にもっとやさしく:なんだか疲れて、悲しく、虚しい女性たちへ書籍
「自分の体にもっとやさしく
 なんだか疲れて、悲しく、虚しい女性たちへ」

(武者 稚枝子 著・現代書林)を出版いたしました。

 日々の外来診療や講演会等でお話ししていることを、一冊の本にまとめました。生き辛さを感じている多くの方々に読んでいただけましたら嬉しいです。
  今、悩んでいる方も、その方の本来の笑顔を少しでも早く取り戻せますように!

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目次

はじめに

PART1 あなたの心と体、疲れていませんか

○あなたの体は悲鳴をあげている

女性の体は、ひと昔前とは大違い
女性が病院に行くのはよほどのこと
すべての変化はストレスになる
「できることが増えた」ことが女性を追いつめる
女性は女性に共感できない
女性の鬱は男性の2倍も多い
なぜか月経前後に具合が悪くなる
その不調が児童虐待につながることも
深刻な鬱の背後にあるもの
あなたの不調には必ず原因がある

○女性の一生は鉄との闘い

食事、ちゃんとしていますか
すべての女性に鉄欠乏がある
その症状は「隠れ鉄欠乏」かもしれない
鉄不足が引き起こす鬱
鉄不足では栄養が吸収されない
なぜか男性より低い女性のヘモグロビン基準値
大事なのはフェリチンの値
無機鉄ではなくヘム鉄をとって

○あなたの大好きな糖が心身を蝕んでいる

鉄欠乏の人は糖質をとりすぎている
糖のとりすぎが低血糖を招く
機能性低血糖症の三つのパターン
女性は糖の弊害にはまりやすい
発見されにくい機能性低血糖症
機能性低血糖症は糖尿病の前兆
危険な負のスパイラル

○食事と栄養であなたの不調は必ずよくなる

健康に生きるために必要な分子整合栄養医学
血液検査に潜む問題点
従来の栄養学の落とし穴
女性は圧倒的に肉不足
卵は、一日2個は食べてほしい
コレステロールが高いほうが長生きする!? 鉄は動物性食品からとる
血糖値の変動を少なくするには
◆チェック1〜機能性低血糖症の治療のポイント
偏りなくいろいろなものを雑食する

PART2 それぞれのライフステージをあなたらしく生きるために

思春期の女の子に──

○女性という性を大事にして!

3億分の1の確率で生まれたあなたの命
19歳までに心と体の土台をつくる
ダイエットなんてもってのほか
★症例ファイル1〜ダイエットから始まった摂食障害
成長期はとくに鉄が必要
★症例ファイル2〜鉄欠乏から不登校になった症例
糖の弊害が不登校やひきこもりの原因に
生理が始まれば、いつでも妊娠する可能性はある
望まない妊娠を防ぐために
怖い性感染症
子宮頸がんワクチンは必要か
好奇心でタバコに手を出さないで
女性の体型は変化している

性成熟期の女性に──

○いちばん充実しているけれど、いちばん疲れている女性たち

女性の体はエストロゲンに守られている
エストロゲンがあるからがんばれる
鉄とエストロゲンは拮抗している
エストロゲンは両刃の剣
子宮や乳房を摘出した人のケア
プチ更年期のベースにある鉄欠乏
摂食障害と機能性低血糖症は紙一重
★症例ファイル3〜食事療法で改善した機能性低血糖症
不妊治療の上手な受け方
女性のQOLを上げる低用量ピルの効用
★症例ファイル4〜低用量ピルで改善した月経困難症

更年期の女性に──

○更年期は第二の人生の幕開け

いままでの自分をふり返ってみる
更年期障害という不定愁訴
そのとき体の中で何が起きているか
ベースに横たわる鉄欠乏と糖代謝異常
更年期症状は必ずおさまります
更年期鬱とどう向き合うか
★症例ファイル5〜更年期鬱の裏にある夫のDV
更年期障害の治療──HRT
更年期障害の治療──漢方療法
更年期障害の治療──栄養療法と抗鬱剤
大事なことは、患者さんの話に耳を傾けること
手抜きをする知恵を身につけて
★症例ファイル6〜「手抜き」で改善した更年期鬱
◆チェック2〜「いつまでもキレイ」と言われる更年期の過ごし方

更年期を過ぎた女性に──

○これからが自由に羽ばたくとき

「やせたおばあさんはおじいさんよりもおじいさん」
エストロゲン低下の影響は一生続く
寝たきりの原因になる骨粗鬆症
不快な泌尿器や女性器の病気
粗食は美徳ではない
これからは自分のために生きよう

おわりに

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