「山梨日日新聞」に記事掲載

「思春期からの性と生」講演会の様子が山梨日日新聞に掲載されました。

山梨日日新聞掲載記事「思春期からの性と生」と題し、大月市民会館にて開催いたしました講演会の様子が、山梨日日新聞に掲載されました。記事拡大

  • 第1部:思春期に起こりやすい病気、性の知識、子宮頚がんワクチンなど
  • 第2部:思春期の栄養と食事~分子整合栄養医学~

「思春期からの性と生」講演会ポスターといった構成で、心も体も大きく変化し、乳幼児期から大人になる思春期という時期に大切な、自分自身のこと、そして保護者の立場、指導者の立場から是非知っていて欲しいことについて講演致しました。

以下、掲載記事

性教育にもっと理解を

 思春期の性と食生活に関する講演会が大月市民会館で開かれ、武者医院(同市大月1丁目)の武者椎枝子副院長と、新宿溝口クリニック(東京都)のチーフ栄養カウンセラーの定真理子さんがそれぞれ講演した。保護者や子どもとかかわる大人たちに、性教育への理解を求め、バランスがとれた食生活の大切さを訴えた。

「命」「愛情」根底に必要

 武者さんは、東京都の例などを挙げ、中学から高校にかけて性交渉の経験率が上がることを説明。「高3では2人に1人くらいの確率で性交経験のあることを知っている必要がある」と呼び掛けた。

 学生であることや、経済的な理屈で子どもを育てる条件が十分でない人が妊娠した場合など、多くは中絶を選択している現状を説明。県内で起きた乳児遺棄事件について触れ、「『うちの子に限って』という考え方がよくない。女性は生理が始まったらいつ妊娠してもおかしくないのだから」と強調した。

 はんらんしている性に関する情報が子どもたちを戸惑わせていることも指摘。「義務教育の中できちんと性教育をすることが大切」と主張した。望まない妊娠を避けるためにも、「産み、育てられる年齢になるまでは性交渉しないこと」「正しくしっかり避妊すること」を子どもたちにきちんと教える必要性があるという。

 昨年度、武者さんは市内の小学校などで性教育を行った。しかし、県内全域でみると、性教育はタブー視され、進んでいないと感じている。保護者や学校関係者は「まだ早い」「そんなことを教えないでくれ」などと異議を唱え、性教育に対する理解を得るのが難しいという。武者さんは「性教育といえば、性感染症やエイズについての話というイメージが先行してしまうのも普及が進まない要因の一つ。命や愛情についての話を基にした性教育が必要」と話している。

健全な発育へ糖分控えて

 「怒りっぽい」「集中力がない」「疲れが取れない」—。子どもにこんな様子は見られないだろうか。講演で、栄養療法のカウンセラーとして活動している定さんは、思春期における糖分の取りすぎに警鐘を鳴らした。

 定さんは、甘い物や白飯などの炭水化物の摂取によって変化する血糖値と、不定愁訴の関係について言及している「分子整合栄養医学」に基づく考え方を紹介。「『砂糖は脳の唯一のエネルギー源で、脳のために糖を摂取しなけれぽならない』というのは間違い」と話した。

 清涼飲料水などは、1本飲むとあっという間に50~60gの砂糖が取れてレまうので注意が必要という。「糖質をたくさん取ると血糖値が急に上がり、インスリンが過剰に出て逆に『低血糖症』になる恐れがある」と指摘する。

 定さんは、「心身健康であるためには、思春期に体をしっかりつくりあげることが重要。できるだけ砂糖を控え、タンパク質をしっかり取るよう心掛けてほしい」と呼び掛けた。

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